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福祉教育に参加して

最近、小中学校では、障害者や高齢者を意識した福祉教育が行われている。

車いすや目隠し、松葉づえなどを利用して体験したり、障害のある方を招いて子どもたちがお話を伺う機会も持たれている。

私が入れていただいている傾聴ボランティア団体では高齢者の施設や個人宅にお邪魔してお話し相手になっているが、「お話を聴く」ということは高齢者のみでなく子どもたちにも大事なことだという認識が広がって、社会福祉協議会を通じて小学校から依頼があった。

数年前から私たちの団体の「福祉教育部会」が担当してきた事業で、今年は5年生対象で、私もお手伝いで参加した。


「読む」「話す」はまあまあ学んできたと思うが「聴く」事そのものを学ぶ、というのは私がこれまで受けた教育には無かった。



どんな授業かというと・・・


めあては、話している人が「話してよかった」「もっと話したいな」と思うような聴き方を練習ことだ。

まず、よい聴き方、悪い聴き方を私たちがロールプレイで見せて、どちらがどんなところがよかったか子どもたちに言ってもらう。

子どもたちはすぐ分かるのでよい聴き方は「話している人の顔をちゃんと見ている(アイコンタクト)」「笑顔だった」「うなずいてあいづちを打っていた」などといろいろ感想が出た。←これが3つのポイント(パスポート)

それから子どもたちにもロールプレイをさせて、話しているのに知らんぷりされた時と、耳を傾けて聴いて貰った時と、両方の体験をして感じてもらった。

最後は「聞く」と「聴く」」の違いを知らせ、上手にお話を聴ければ、話した相手との関係がよくなって仲良くなれる、これを傾聴と言うんだよというようなことで締めくくられた。



この授業の1週間後位に、地域のお年寄りに協力してもらい、実際に「お年寄りからお話を聴く」機会を作る予定がある。

3つのパスポートを使って上手にお話を聴けるか早速の実践だ。

もちろん、すぐに上手に聴けなくても、心の奥に残っていてくれればよい。

※ この間テレビを見ていたら、大手コンビニの社長がお忍びで成績の上がらない店を訪問し、「お客様が入   ってきたとき、従業員は『いらっしゃいませ!』と大きな声で挨拶しながら、誰もお客さまの方を向いていなかった」と注意する場面があった。
   コンビニでさえ、アイコンタクトを大事にするのだ、と妙なところで感心した。
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by piropiromi65 | 2014-10-30 16:33