夏の間 、ブログを放置してキリギリス状態だった。あまり反省もしていないのでいけない私。
久しぶりにこけしをモデルにスケッチしてみた。色鉛筆を削るのは楽しかった。
一昨年実家を取り壊すので整理をしたとき、このこけしたちを兄たちは誰も引き取らなかった。まあ男の人はこういうものに興味はないと思うが・・。
かわいいし、処分してしまうのはかわいそうと思って、わが家に引き取って、また物が増えてしまった。
値打ちがあるほど古いものではなく、左から2番目が一番古くて60年くらい。
底に「秋山忠市作」と書いてあるので、調べてみたら鳴子系というのだった。黒光りしていて色があせていたので絵に描く時は口元やリボンは紅く塗ってあげた。
隣の紅い着物のこけしは、三番目の兄の婚約者が東北のひとで、初めてわが家に来た時お土産に持ってきてくれたものだ。とてもいい人で、みんな結婚に賛成していたのだが、わけがあって取りやめになった。
その後兄は別のひとと結婚して、こけしは実家に置いていかれた。
こけしは何を考えていたのかなあ・・・。
実家を整理していたとき、さすがにその兄に「あなたにゆかりのものだから持っていってよ」とは言えなくて、この子は他の子と一緒にわが家にやってきた。
こけしも進化するから、両脇の二人はモダンな作りになっている。
ずっしりとした木の人形は温かみがあっていいものだなあと思った。
この夏はどこにも行かなかったので(国会前にはよく行ったが)、今月半ば瀬戸内海方面へ行く予定をたてている。楽しみです。