「stap細胞」が本当に発見されたのか雲行きが怪しくなった。
論文を取り下げるようで、なんだかなあ・・・。
小保方さんのかっぽう着姿が素敵で、私も愛用している!と絵に描いてみたものの・・・いまひとつ、気持ちが上向かず。なんだかなあ・・・。
小保方さんの研究者生命も危ぶまれているようで、うーーん、頑張って・・・。
さて、私の方は傾聴活動が1年経過した。
今は、認知症の二つの施設とお年寄りサロンでのグループ傾聴、92歳のご婦人の個人傾聴をしている。
92歳の方は車いす暮らしで、多少認知が入っているけれど、お訪ねするととても喜んでしきりに握手したりして接触を楽しむ方だ。
おとといお訪ねしたときは、退屈しないように『歌の絵本ー日本の唱歌よりー』(芥川也寸志・編、安野光雅 講談社)を持って行った。
するとどうでしょう、「うれしいわ」とおっしゃっていっしょに歌を歌って1時間を過ごしたのだ。
載っている歌は ふるさと、朧月夜、茶摘み、夏は来ぬ、など懐かしい歌ばかり。
おまけに安野光雅の挿し絵がついて美しい。
私は歌が苦手だけれど、ベッドわきで声をそろえると、手拍子をうってとても喜んでくださった。
介護施設では職員の方は食事、入浴、排泄の介助で手いっぱい、とてもひとりひとりにゆっくりお相手をする時間はない。
だからベッドで寝たきりのその方は、その日は歌を歌ってとても気分がよさそうだった。
そう言えば義姉はもう80歳になるがいまだに音楽を教えており、ボランティアで介護施設に歌を教えに行っている。はじめは「ふん、歌なんぞ」と言って歌わなかった老人男性が今では歌の時間を楽しみにしていると言っていた。
認知症を少しでも遅らせるのにはいろいろな刺激が必要だが、歌もその一つのようだ。
いっしょに傾聴活動をしている仲間が、「姉が少し認知症が入ってきたけれど、あまり怖くなくなったわ」と言っていた。認知症への理解が進んだから。
こうして遅らせているうちに特効薬が開発されるに違いない。がんと同じようにいま世界中で研究が進んでいるんだもの。